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【日本ダービー】積極策のほうが悔いを残さないのではないか

  • 2020年05月29日(金) 18時00分

通常プリンシパルS組は買いたくないのだが…


 今年のダービー、1番人気が予想されるコントレイルは5番枠を引いた。他の有力馬はすべて自分より外。自分より内にいる馬はそれほど先行力はない。

 出していって好位のインという形になれば、よほど前が詰まらない限り不発ということはなさそう。引いて外差しでもある程度のところまでは届いてくると思うが、昨年のようなこともあるCコース替わりの府中だけに、積極策のほうが悔いを残さないのではないか。

 サリオスは12番枠。重賞の3戦はすべてそれなりの位置を取っており、ここも好位に行くのではないだろうか。すんなり3〜4番手に入り、一方でコントレイルが下げる形になると逆転も視野に入ってくる。

 サトノフラッグは15番枠。皐月賞で負けている身だけに、勝つための作戦というのはなかなか見えてこない。ただ今回は百戦錬磨の武豊騎手。弥生賞を勝ったコンビでもあり、このまま終わることはないと期待したい。

 ガロアクリークは川田騎手が空いていたというのは幸運。ただキンシャサノキセキ産駒だけに2400mはポジティブに考えても距離適性の上限。コントレイル以下の有力馬が揃って力を出し切ってしまうと、少し厳しいかもしれない。

 ウインカーネリアンはまさかの18番枠。この枠だから行かないということもあるが、ハナまでいくかどうか。思い切ってハナを切った場合、真ん中から内の枠でその番手・3番手にはまる馬がチャンスを得そうだ。

 ワーケアは良い枠を引いた。ルメールというだけで事前人気が盛り上がり過ぎているようにも思うが、特殊なトラックバイアスや展開のとき、自然とそこへ馬をフィットさせてくるのがルメール騎手の怖さ。どのような立ち回りをしてくるか。

 サトノインプレッサも枠を生かしたいところだが、この馬の脚で2400mだとどの程度の位置になるのかが読みづらい。積極策がとれるようなら複穴にはなりうる。

 本命などにはできないが、個人的に穴っぽいと感じるのがビターエンダー。ウインカーネリアンが外からハナへ行ってくれるならそれを生かせて2番手、ヴェルトライゼンデなど自身より内の馬が主張してきても3番手は取れる。コントレイルが近場にいるなら対策は難しいが、向こうが外差しなら昨年のロジャーバローズのような競馬ができないか。通常プリンシパルS組は買いたくないのだが、この馬にはシルシを回したい。

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1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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