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スピードと非根幹適性が問われるスプリングS

  • 2018年03月16日(金) 19時00分


◆人気でも逆らえないあの馬

 同じ中山の皐月賞トライアル弥生賞同様、スプリングSもマイル指向の実績、血統が有利なレース。逆にスタミナ指向の実績、血統は不利。

 一昨年はマツリダゴッホ産駒が2、3着。マツリダゴッホは産駒の競走実績が1400m以下優勢のスピード指向のPサンデー系。

 同じPサンデー系のフジキセキ、ダイワメジャー、スズカフェニックスが当レースでは好成績。

 父がPサンデー系以外のサンデー系(大系統)で馬券になっている馬も母父がスピードタイプ。マウントロブソン、リアルスティール、ダノンプラチナ、アウトライアーズは母父が米国型。

 ウインブライトは母父アドマイヤコジーンが芝1200mG1勝ち馬を複数出した種牡馬。去年は父米国型のプラチナヴォイスが6番人気3着。

 短距離や米国的なスピードの血を持った馬が走りやすいため、反対の方向性の能力になるスタミナ実績、血統は不利。

 一昨年は、後に2400m重賞で活躍するミッキーロケットが2人気で5着。スタミナ実績馬で、欧州指向の強い血統。

 3番人気7着ドレッドノータスも父がザ・欧州のハービンジャー。2000mにしか実績がなかった馬。同じく2015年3番人気4着ベルーフも父ハービンジャー産駒。2000mにしか実績がなかった馬。

 ステルヴィオは父が1200mとマイルG1を勝ったロードカナロア。産駒も1400m以下に実績あり。

 また、芝1800m重賞はG1が行われない距離。G1が多数行われる根幹距離の1600m、2000mとは異なる独特の反主流、非根幹距離。

 ステルヴィオの牝系はG1が行われない芝1800mの鬼。一族の芝1600m実績は勝率8%。2000mは7%。その中間の1800mでは勝率は倍の14%。

 芝1600m、2000mの合計勝利数は7勝。対して1800mは12勝。なお、根幹距離ではなくG1が行われない芝1400mの勝率も14%。

 根幹距離ではない反主流の非根幹距離でパフォーマンスを上げる一族。かつ、スピード指向の強いタイプ。人気ですが逆らえません。

 ステルヴィオの母ラルケットはデビューから芝1400mを連勝した、根幹距離ではない短距離タイプの牝系。同様に1400m適性が高いのがエポカドーロの母ダイワパッション。

 エポカドーロの母父フォーティナイナーはダート1200mの名血サウスヴィグラスの父父。

 当レースで重要なスピード指向の血統。2戦目で直線の短いマイルを逃げて圧勝したようにスピードの裏づけも十分。前走もスタートから2ハロン目に10秒台で走り、前半600mを34秒台のラップを刻みながら圧勝したスピード持続勝負に強いタイプ。当レース向きの血統、戦歴の馬。

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血統馬券予想理論『血統ビーム』の提唱者で、『ブラッドバイアス』『大系統』『小系統』などの血統予想用語、概念の作者。血統ビームの革新性は20世紀末の競馬予想界に衝撃を与え、現在は競馬ファン、競馬評論家に多大な影響を与え続けている。また『競馬予想TV!』『競馬血統研究所』(ともにCS放送フジテレビONE)に出演するなど活躍中。ツイッターアドレスはツイッターアドレスはコチラ。
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